2020.08.03 Monday
JUGEMテーマ:日常
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頭が廻らねば尻も廻らぬ(岩垣光定『商品生業鑑』)
江戸時代の商人社会では、主従関係を基本としていたものの、大名と家来の関係はちがって人間は平等だという考え方を根底においていた。かれらは、たとえば食物の面でも奉公人と同じ食事をするという原則をきびしく守ったし、子女の扱いについても奉公人と同じようにした。時代劇に出てくる商人の暮らしとは大きく異なるのである。
『商人生業鑑(あきんどすぎわいかがみ)』で、当時の共通の考え方をみよう。
まず、次のように説いている。
「仮にも我が権威を出さぬがよし。人を使ふに我利(自分の利益)の為と思うてするは不実なり。真実にすれば恵みあるものなり」
そして次のように別記している。
「頭が廻らねば尻が廻らぬというが如く、主人なればとて、己は我儘(わがまま)に暮し、人を制しては人、合点せず。食物等上下なく、下部のものを友達の如く思うて稼ぐべし」
身を謙虚に保ち、つねに率先垂範してこそ人も動いてくれる‥‥。わかりきったことなれど実行が伴っていないのが世の多くの人。自ら顧みることが必要ということかもしれない。
8月3日、商いの心一日一言の言葉です。
おはようございます。
先頭にたつものが率先垂範していくこと。
わかっていながら実際出来ていないということがあるかもしれません。
お金を払っているというような感覚。
これが実際問題になってくる所です。
働く人も働いてやっている。
こういう感覚にお互いが陥っていると問題が発生するのは自然なことです。
だから学ぶことが必要なんでしょうね。
今日も一日がんばります。
- by: くぼちゃん
- 商いの心
- 06:23
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