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金銀の利足にかかわるより外なし(三井高房『町人考見禄』)|1月4日

2020.01.04 Saturday

JUGEMテーマ:日常

 

金銀の利足にかかわるより外なし(三井高房『町人考見禄』)

 

江戸時代の商人たちは、いわゆる”士農工商”の身分制度の下で、つねに自分を抑えた生き方を強いられた。半面、それゆえのことであったのだろう。かれら江戸商人たちは武士階級にくらべると自力で生きる気概という点でははるかに勝っていた。かれらは「商人の定禄なし」という言葉で、自力で生きる気概を示しているが、この言葉には先祖の武功のおかげで労することなく禄をはんで、安逸をむらぼる武士階級への批判が込められている。

三井高房(貞享元年・一六八四〜寛延元年・一七四八)が「町人考見録」(享保十一年・一七二六執筆)で述べた前掲の言葉もまた同じで、それは武士階級をあてこすったものでもあった。次のように説いている。

「それ天下の四民、士農工商とわかれ、おのおの職分につとめ、子孫業を継て、其家ととのふ。就中(なかんずく)、町人は商売それぞれにわかるといへども、先ず金銀の利足(利息)にかかわるより外なし」

 

1月4日、商いの心一日一言の言葉です。

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